空港のトラブルアレコレ！信じられな〜い！>【旅客編トラブル】航空会社って弱すぎませんか？

あまりに激しく抗議をするおじさんに少し待ってもらうことにした。
本人は抗議やヤジに慣れているんだと思うが、騒いでいる客のこと
を空港所長に一言伝えることにした。
飛行機の出発時間もあと５分後くらいに迫ってきた。
こんな時に限って乗客は珍しく全員がすでに搭乗。
それもそのはず、アイドルグループがいるというのも大きかったの
だ。
しかし、カウンターでは議員のおじさんがまだ乗せろとガンガン騒
いでいる。

ここだけの話、調べるとこのおじさんは他県の知らない議員で直接
こちらの県とは関係が薄い。
勘違い野郎にもほどがある。
他県まで行ってこんな駄々をこねているなんて出身県民は知るよし
もないことだろう。
そこの県民は気の毒な上、なぜか逆に我々が恥ずかしいほどだった。

普通なら客が乗った時点でドアを閉めて出発させるのだが、そこは
航空会社。
偉い人にはなかなか強く振舞えない体質だ。
空港所長は飛行機の出発を待ってもらうように機長に依頼をかけた。
同時に機内で降機に協力してくれる乗客を募った。
出発ロビーはすでに誰もいない。
おじさんの声だけが響き渡る。
ついに空港所長が応対に参戦してきた。

「すみません。すみません。」と所長が謝罪の途中、数人の協力者
がでてくれたと機内から連絡が入った。
今はどうかわかりませんが、当時は協力金制度もあったので意外と
ビジネスマンで協力してくれる人もいたのだ。

それにしても、こんな理不尽なことでお金をばらまいていたら商売
あがったりです。
私達の謝罪している仕事の意味は何なのだ、と、こちらも空港会社
に対し怒りがこみ上げてきたものでした。

つづく・・・

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