空港のトラブルアレコレ！信じられな〜い！>【特殊旅客編】実際の囚人旅客の取扱い現場は、かなりテンパる〜！

前のページは囚人旅客の基本的な取扱い方を説明しました。
では、私が実際に立ち会った現場を覗くことにしてみましょう。
私が勤務をしていた当時は、あの有名な宗教団体による事件で世間
が騒いでる時期でもありました。

記憶にある方も多いと思いますが、いろんなところでいろんな人が
いろんな事件に関与していた組織的な犯行は、毎日ワイドショーの
格好のネタでもありました。

ある時、私の県でも容疑者のひとりが潜伏していたらしく、近くに
潜んでいたことに驚いたものです。
しかも身柄を確保されたとニュースで騒いでたからびっくり。
それもかなりの大物。

確保された翌日、空港警察から連絡が入ってきました。
その囚人を私の会社の便で東京へ護送するというのです。
他にも航空会社があるのに、なぜウチの便？しかも担当は俺だよ！
と思いながら旅客を選べるわけでもなく、作業をマニュアル通り行
うだけでした。

こういう情報をどこからみつけるのか、マスコミも何かを嗅ぎつけ
カウンターとかに必ず聞き込みに来ます。
旅客個人のことはたとえ囚人でも守秘義務があります。
そして、搭乗の時がきて囚人と対面しました。
こいつか････。なんとも言えない気分になります。

その時は大きな組織の囚人ということもあって、何らかの仕返しと
かあったらどうしよう･･などと考え、びびりながらとにかくうまく
テレビに映らないように注意しながら機内へ案内したのを思い出し
ます。


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